家探しのきっかけ
ご主人
家の近くで売り出し中のリノベーション物件を見かけたのがきっかけです。
その時は分譲賃貸に住んでいて、その家賃と販売していた物件の月々の支払い額があまり変わらなかったんですよね。
支払う金額が同じくらいで、綺麗な部屋に住めるのであれば買ったほうがいいね、という話になり、探し始めました。
条件について
ご主人
エリアありきでした。妻の実家がある葛飾区内で、常磐線もしくは京成線沿線を見ていましたね。
奥さま
広さは70㎡以上で、なるべく駅近。間取りの希望は、しっかりとリモートワークができるお部屋が欲しかったです。彼が、ほぼほぼ在宅勤務なので。
内装は、グレーやベージュ系でまとまっているお部屋が良いなと思っていました。ジャパンディスタイルと言われているインテリアが好きで、家具や小物を揃えているんです。
物件探し
奥さま
中古と新築合わせて10件くらいは見たと思います。中古見て新築見て、中古という流れでした。
ご主人
最初は、中古物件を買って自分達でリノベするのもいいね、と話していたんです。ところが、探していくうちに、中古を買ってリノベするのも思いのほか新築と変わらないぐらいコストがかかることがわかって。それで新築も検討するようになりました。
でも、新築は広さに対しての価格が悩ましかったですね。
築20年くらいの中古物件と新築を比べた時に「この広さで数千万高い」みたいなのがあって。さらに、この2年ぐらいの間に価格が「改定、改定、改定」って、ずっと上り調子。最後のほうは「こんなに高くなっちゃって」と、ちょっと呆然としましたね(笑)それでまた中古で探してみることにしたんです。
奥さま
リノベーション済みの物件をいくつも見ていくうちに、設備のグレードがわかるようになっていきました。「あ、コレなんか、ちゃっちい」みたいに(笑)
ご主人
手がけている会社によって、けっこう違いがありましたね。システムキッチンが「チープさを感じる」とか、床の踏み心地が「なんだかヤダ」みたいな(笑)
奥さま
間取りでは、リモートワークのお部屋に重点を置いていました。特に音の問題です。
ご主人
仕事中は電話で話すことがあるので生活音が影響しないか気にしていました。ある物件では、音楽を再生させたスマホをリビングや他のお部屋に置いて、ドアを閉じて聞いてみたり。
奥さま
「全然聞こえるわ」って感じでしたね、その時は(笑)不動産やさんには「人気の間取りなんですよ」と案内されたんですけれど、私たちが希望した生活スタイルには合わなかったです。
そうしているうちに、だんだん探し疲れてきちゃって(笑)見に行っても、「ここがイマイチなんだよな」「ここはこうだったら良かったのに」みたいに、前のめりにならなくなったんです。
内見して決定へ
ご主人
この物件は、業者から届いた新着情報でたまたま見かけました。家を買うのはちょっと時間を置こうとしていたのですが、条件がぴったりだったので「これは!」って(笑)
奥さま
リビング以外の3部屋が縦に連続している間取りを見た時に「これだったら」と感じました。私もたまにリモートワークをすることがあるので、一部屋を挟んでお互いの部屋を端と端にしたら、音を意識しなくても生活できる!と思ったんです。
ご主人
早々に内見してみたら、駅から数分で、この設備でこの価格って今まで見てきた中にはなかったね!となって。
広さの目安にしていた70㎡以上ではなかったのですが、実際に見てみるとコンパクトにまとまっていて家具の配置がしやすい間取りだったので70なくてもいけるよねって。
奥さま
内装も、アクセントクロスや建具の配色がグレージュなのがとても気に入りました。
ご主人
築年もそれほど経過していませんでしたし、設備も新品だから新築のように暮らせるとも思いましたね。それに、自分たちで中古を買って、同じプランでリノベした金額を考えたら「お得に感じた」というのが大きいかも知れないです。
住み心地
奥さま
とても快適に過ごせています。生活する上で音の心配をしなくて良いのは予想通りでした。
ご主人
住んでみて気が付くことが多いんですよ。リノベーションする前の間取り図を見たことがあるのですが、それに比べて無駄な空間がないし動線までよく考えてリノベーションされているんだなって実感しています。
奥さま
スペースも、家電やカップボード、クローゼットに入れる収納ケースまで、大きすぎて入らないとかなくて、全部綺麗に収まっているよね。
ご主人
おおハマるハマるって(笑)正直言うと、ドラム式の洗濯機を搬入する時に「これ、このスペースにちゃんと入るの?」と思っていたんです。でも、入ったんです!ピッタリと。回転させて設置するようにちゃんと計算されていたんですね。
賃貸の時なんか、このスペースどう使うんだよ、みたいなのがありました(笑)その点、今の住まいでは、既製品の家具や家電の大きさを研究して設計されているんだなって、家具を探している時にひしひしと伝わりました。販売施工数に裏付けされているって言うんでしょうか。ノウハウとその蓄積が全然違うんだなって思いました。
ご主人
それと、間取り図に家具の配置イメージがあったと思うんですけれど、あれが結構そのままで、サイズに嘘偽りがなかった。標準的な家具を実際に置いてみて気が付いたんです「あ、これ正確だ」って。
不動産やさんの中には、広く感じさせるように縮尺を変えていたり、広角でめっちゃ広く見せていたりする所もあるじゃないですか。そんなことはなくて、誠実にやられているなって。
ご主人
前も広さ的にはそんなに変わらない部屋に住んでいたのですが、物がスッキリと収まっているので、今のほうが広く感じています。
奥さま
そうですね。㎡数が全てじゃないんだなって。
検討している人へアドバイス!
ご主人
購入するにあたって、いくつもの物件を見てきて、フルリノベーションして販売している会社さんの中にも結構差があるということに気がつきました。どの物件も同じじゃないよ、みたいな。
設備のグレードなどもありますが、緻密に計算されているものと、簡単に「えいや」と作って完成したよっていう物件の差ですね。探している時にその点に気がつけたら、満足度が高いように思います。