こだわりの空間づくりについて、プランナーにインタビューをしました。
ー立地の蔵前にはどんなイメージを持っていましたか?
プランナー
以前は下町感がたっぷりの「職人の街」みたいな印象だったんですが、今は「東京のブルックリン」って若い人に注目されていて、私もとても気になっていた街のひとつでした。下町さもあるけれど、ちょっとおしゃれで「感度の高い人」が住むイメージって感じです。
ー「東京のブルックリン」実際に行ってみていかがでしたか?
プランナー
物件は駅から徒歩1分と、かなりの駅近でしたので周辺環境を満喫するまでいかなかったのですが、「古さ」の味わいに「新しさ」が融合しているような街並みや、物件のすぐ近くにあったお洒落なハンバーガーショップの雰囲気にちょっと「イキ」を感じたり……しましたね(笑)
感度が高い人が集まりそうな「東京のブルックリン」こと蔵前
ー初めてお部屋に入ってみた時の感想は?
プランナー
なんと言ってもバルコニーからの眺望!隅田川を一望できるんですよ!!
バーンとスカイツリーもあって、今まで担当したお部屋の中で1番素敵な眺め。
一気にテンションが上がりました!(笑)
プランナーのテンションが上がったスカイツリー&隅田川テラスを一望できる眺望
ー観光名所のような眺めですね(笑)
プランナー
もう、絶対にこの「リバービュー」を活かした間取りにしよう!と思いました(笑)
それまでの間取りは、ダイニングがバルコニーに面していなかったので、とにかくリビングダイニングからこの眺めを満喫できるようにすることから考え始めたんです。
54㎡の広さに対して部屋数が3つと、それぞれがコンパクトで閉塞感があったので、ダイニングとその隣の洋室を一部屋にしてリビングダイニングへ。景色と開放感が満喫できるお部屋に変身させました。
ー次には何を?
プランナー
水まわりですね。まずはキッチン。
キッチンは配管の都合から大きく移動ができないこともあって、リビングに行くには、どうしてもキッチンを経由することになるんです。家族はともかく、来客の際に台所に目がいかないようにしたいと思いました。
ー確かに、シンクとかはあまり見られたくないですね。
プランナー
システムキッチンの位置は、壁付にすると隣の洋室の広さへの影響があるため、廊下を背に向けた方向にするのがベスト。洋室の広さが確保できて、システムキッチンも十分な広さのものが設置できるんです。ただ、そうなると廊下からリビングへ向かう時にシンクなんかが目に入ってしまうんですよね。
できるだけ目に触れないようにするにはどうするか、を考えましたね。まずはシステムキッチンのサイズ。スペース的には採用したタイプのひとまわり大きいシステムキッチンも入れられたのですが、2~3人家族にとって必要相応のサイズを選びました。そうすることで、廊下から見て真正面にシンクが来なくなります。さらに、横を壁で仕切ってキッチンを独立させたんです。自然に視覚がリビングへ向くようにその壁にカウンターもつけました。カウンターは飾り棚としてはもちろん、電話も置けるようにジャックをつけて用途にも広がりを持たせたんですよ。
ー他の水まわりは?
プランナー
洗面室です。以前はスペースが狭かったので決して使いやすいとは言えない状態で。
このような駅近の物件は、特に忙しい方が住まわれると思ったので、少しでもスペースを確保して使いやすさを追求した結果、隣の浴室をできるだけスライドさせて広さを確保しました。スペースに余裕ができると、慌ただしい朝の身支度の際はパパッと動きやすくなりますし、夜のバスタイムのあともリラックスしながらスキンケアなんかができるのではないでしょうか。
3DKを2LDKへ。リビングはもちろん、その隣のお部屋も広くして収納スペースもしっかり確保しました。
ー振り返ってみていかがですか?
プランナー
今回のプランニングで意識が向いたのは視覚でしたね。満喫してもらいたい「眺望」と目にふれられたくない「キッチンのシンク」。どちらともを叶えるために、いろいろな可能性を考えながら決めていきました。あの眺めから季節の移ろいを感じながら快適に過ごしていただきたいですね。