アライズプレミアムが新たなラグジュアリースタイルとしてリニューアルされました。
アライズプレミアムシリーズと称し、2つのリノベスタイルが誕生。
コンセプトや着目していただきたい工夫などをインタビューしました。
―――さっそくですが、リニューアルにあたってのコンセプトについて教えてください。
薄葉
コンセプトを一言で表すと「ホテルライクな住空間」です。
プレミアムシリーズで表現したいホテルライクとは「無駄がない」「統一感がある」「高級感がある」といったキーワードをベースとする『非日常を感じられる上質な空間』だと考えます。
ホテルステイで得られる特別なやすらぎを、日々の暮らしで感じられる。そんなワンランク上のリノベーションを目指しました。

薄葉 和久(うすば かずひさ) 法人ソリューション事業部 課長
福島県白河市出身。プランナー歴23年。
ARISEのエンド向けオーダーリノベを10年担当、2024年より法人向けの高級リノベを手掛ける。
―――「非日常を感じられる上質な空間」とはどのようなものでしょうか。
薄葉
非日常とは既存の生活感を感じさせないこと、上質とは調和のとれた美しさであると定義しました。これらの表現にはさまざまな手法がありますが、プレミアムシリーズでは、足し算と引き算のベクトルのうち、引き算を採用しました。プランニングで特に意識したのは、ノイズレス。空間における違和感、つまりノイズを極力抑えることです。


―――空間における違和感を極力抑える。イメージが難しいのですが、具体的にどういったことでしょうか。
薄葉
室内にはフローリングや建具、壁紙など、さまざまな色・素材・質感の建材が使われています。
インテリアでは、赤みや黄みといった色相や明度、彩度といった色の統一感が重視されますが、たとえ同じ色でも建材の素材や質感によって見え方が異なり、相性も変わってきます。わずかな違いであっても、相性が合わない組み合わせはノイズ、つまり空間における違和感となるのです。
違和感は居心地の良さにも大きく影響するため、色・素材・質感もふまえた空間全体の調和を意識しました。

―――ほかにノイズレスを意識した部分はありますか。
薄葉
プレミアムシリーズでは、間接照明を各所に取り入れています。
間接照明の場合、天井や壁面の照明器具を隠すために「立ち上げ」を設けますが、その立ち上げがほんの1センチでも高いと影が出る、光が線に見えるなど、影のノイズ、つまり違和感につながってしまいます。
照明や建材の組み合わせによるノイズを一つひとつ解消し、違和感のない“ノイズレスな空間”に仕上げることで、今回のコンセプトである「ホテルライクな住空間」を実現しました。


―――プレミアムシリーズには「Blanc Luxe(ブランリュクス)」「Stella Modern(ステラモダン)」の2種類があります。それぞれにはどのような特徴がありますか。
薄葉
コンセプトは同じですが、色合いなどの特徴はアライズの王道スタイルである「Hygge(ヒュッゲ)」「Kotona(コトナ)」を基礎としています。「Blanc Luxe」はベージュやホワイトを基調とする「Hygge」から、「Stella Modern」はグレージュを基調とする「Kotona」からきています。この2つのスタイルはご購入されたオーナー様からもご好評を得ており、また市場調査の結果からも2スタイルの穏やかで落ち着いた色合いが現在のユーザーニーズに合致していると考えています。どちらかのスタイルを採用するかは、マンションや周辺環境を鑑みて判断します。


優しい色合いの「Blanc Luxe(ブランリュクス)」と凛とした佇まいの「Stella Modern(ステラモダン)」
異なる魅力を持つ、2スタイルをご用意しました。
―――実際にお住まいになる方にはどのように感じてほしいですか。
薄葉
住んでいて違和感がない、小さな違和感を全て削ぎ落とした空間。生活のなかで「?」と思うことがない。全てが調和されているからこそ、違和感なく自然に暮らせるという意味です。もちろん入居当初は特別な空間を喜んでいただきたいですし、さまざまな工夫に気づいていただきたいですが、いずれは上質な空間を空気のように感じてほしいですね。この状態こそが私たちがお届けしたい「ホテルライクな住空間」の完成形と言えるのだと思います。

終わりに:
アライズプレミアムシリーズのコンセプト「ホテルライクな住空間」。 非日常を感じられる上質な空間を「ノイズレス」や「光の陰影」でつくられていました。
プランナー・薄葉の信念は「住まう方が笑顔になれるプランニング」。
自然と笑顔になれるプレミアムシリーズをこれからもつくり上げていきます。