家探しのきっかけ
Fさん
数年前から住み替えを検討していたんです。前は賃貸の1LDKでした。
Yさん
コロナ禍で、仕事がリモートワーク中心になった影響が大きいですね。当時はリビングで仕事をしていました。やはり仕事をリビングでしていると、いろいろと問題が出てきて。彼女が休みの日とか、リモート会議中の僕の隣で「科捜研」とか見てて(笑)
Fさん
お休みでもテレビも見られない(笑)そのうち「リモートの時は出て行って」と言われるようになって。「何時まで帰ってこないで」って(笑)
Yさん
リモートする機会もだんだん増えていく中で、いくつか不具合も重なってきて「住み替えよう」ってなりました。
Fさん
ただ、当時はオリンピック前でマンションの価格が上がっていた時期でしたので、落ち着くまで待っていたんです。ところが、オリンピックが終わっても全然そんなことがなくて。時間だけが過ぎていくし、彼が自営業ということもあって、ローンを組むのが私となると早く買ったほうが良いかも、という感じに探し始めたんです。
条件について
Yさん
エリアは自由が丘近辺で見つけようとしていました。一緒に暮らす前から、お互い長く住んできた街なんです。
広さについては、広いに越したことはないけれど、このエリアで予算面を考えると、このお部屋とだいたい同じくらいでしたね。間取りはリビングと寝室、仕事部屋と考えていました。僕はどうしても仕事部屋兼趣味部屋が欲しくて。僕、ミニカーとか雑貨を集めるのが趣味なんです。実はその事も住み替えのきっかけと言うか……。
こちらはYさんの仕事部屋兼趣味部屋。キレイに並べられたコレクションの数々。Yさんの愛情が伝わってきます。
Fさん
前の家では、そのコレクションをリビングに飾っていたんです。でもちょっと邪魔で(笑)掃除をしないからホコリも溜まるし「もう!」って(笑)
Yさん
ということもあって、仕事部屋兼趣味部屋が欲しいなと。僕はそれを見ながら毎日お酒を飲むのが楽しみだったんですけれど……。
物件探し
Fさん
物件は自由が丘界隈で10件くらいは見ましたね。期間は3ヶ月くらいかな。
Yさん
このエリアではなかなか見つからなくて、範囲を広げて多摩川を越えた方で検討したことも。同じ価格なら向こうの方が広いところに住めますし。でも、見に行くたびに寂しくなるんですよ、街を離れるのが。やっぱりここには馴染みのお店や友達もいるので、離れるのが辛くなってきて。結果、そこまで広くなくても良いから自由が丘に住むことに決めたんです。
内見して決定へ
Yさん
実はこのお部屋、工事が始まったばかりの何もない頃に見にきていたんですよ。
Fさん
その時は工事のおじちゃんたちがいて「多分ここがお風呂になります」とか言ってて。でも、全然予想がつかなくて、最初スルーしたんだよね。
Yさん
スルーというか「イメージが湧かないから、なんとも」でした。でも、忘れられない物件だったんですよね。立地が良かったし、なんか頭に残っていた。それから少し経って、再度内見をお願いしたんです。その時はある程度仕切りがあって、この辺がお部屋でキッチンがこっちといった感じにイメージできるようになっていて。
Fさん
内装については「こういう感じになりますよ」って、不動産会社さんが大森にある完成済み物件に連れていってくれたんですよ。それを見て「いいね」「もう決めちゃおうか」となりました。
住み心地
Yさん
前の家に比べて、だいぶ良いです!
Fさん
とても気に入っています。インテリアは、内装が仕上がってお部屋を見た時に湧いたイメージで選びました。それまでは、ちょっとアジアンテイストにしようか、とか色々と考えていたんです。でも、入ってみて、こういう雰囲気がいいなって。なんならエフステージさんに合わせたって感じです(笑)
Yさん
全部、彼女にお任せしています。
Fさんにお任せというリビングのインテリア。存在感のある天然木とガラスのテーブルは、2人ともが一目惚れして購入した逸品。
Fさん
そうそう、趣味部屋は勝手にしていいから、こっちは好きにさせてって。「これはー」とかはダメ。こっちは触らないでって(笑)
Yさん
冷蔵庫の置き場には悩んだよね。壁向きに付けると扉の開閉があるからダイニングテーブルが置きづらくなるんです。考えた末、冷蔵庫をシステムキッチンの方に向けて、その隣にテーブルを置くことにしました。でも、冷蔵庫の奥行きに合うサイズのテーブルが、ありそうでなかなかなくて。やっと見つけました。
Fさん
この配置にしたおかげで、テーブルに居ながらにしてなんでも届くんですよ。
Yさん
それ考えないで、最初に僕が席順をここに決めちゃって。だからもう、ご飯の時はガンガン使われちゃう。わさび取って、氷入れて、お酒取ってって全部(笑)
Fさん
いちいち立つのって結構面倒じゃないですか。前は廊下にキッチンがあったので、いちいち取りに行くのもジャンケンして決めて「もー」みたいな感じだったんですけど。これ超いいよね。“狭いがゆえの良さ”みたいな。超アピってます、みんなに。「すごくいいよ」って言って(笑)
でもその席、あなた気に入っているんでしょ!?
Yさん
ずっとここにいる(笑)
まだ越してきたばかりだから楽しいんですよね、家時間が。前にも、こういうダイニングセットがあったと言えばあったのですが、パソコンのデスクみたいに使っていたので、今はとても新鮮。だからつい、いちゃうんですよね、ここに。
愛着は湧きますね、賃貸の時より全然。やっぱり自分の家って大事にしようって思います。
振り返ってみて
Fさん
このお家を決めるまでに、一度スルーしたものの、ずっと気にはなっていたんです。出来上がりを待つか、他を見るかとなっても、やっぱりここが気になって。不動産屋さんに「あそこ、どうなりました?」みたいな。
Yさん
そうそう。
Fさん
そう考えると、何もないコンクリートの時から見ているから、丁寧に施工してくれていたのを知っているじゃないですか。今思えば良かったなって。
内見した物件の中にはすっごい汚い物件もあったんですよ。これ、リノベーションするのに500万円はかかるだろ、みたいな。クリーニングしていても人の匂いとか消えていないところもあったよね。
Yさん
やっぱりピカピカにはならないもんね、クリーニングをしていても。
Fさん
それに比べてゼロからやっているフルリノベーションは「これはキレイになるぞ」って思えましたし、安心でした。
Yさん
僕は工事中でも一人で来て見ていました。想像を膨らませるために。
Fさん
購入が決まった後にね。
Yさん
家具、こういうのをここに置こうって。全部却下されましたけれど……。
検討している人へアドバイス!
Yさん
アドバイスか……。内見に行くたびに意見に食い違いが出てくるんですよね。ちょっと喧嘩したり。俺はここがいいのに、私は嫌だみたいな。でも、家選びはそういう部分もわかってあげないといけないなって感じました。
Fさん
譲るところは譲ってね。一人では決められないからね。
Yさん
見にいく過程で、仲を深めていって欲しいですね。