こだわりの空間づくりについて、プランナーにインタビューをしました。
ー現地調査に行く前に、必ずやることはありますか?
プランナー
まず現地に行く前に、現況の図面や資料の確認と、営業担当から状況をヒアリングし、プランニングを想定してから現地調査に行くのは基本なのですが、僕は併せて同じマンション内でリノベーションの事例や販売中の物件がないかをチェックするようにしています。
もちろん、プランニングの参考にすることもありますが、実際の事例を見ることで、どの範囲まで工事が可能なのかをある程度知ることができるので、効率が良いかなと。
ー今回の物件も、事例をチェックしてから現地調査へ行ったのですか?
プランナー
そうですね。
例えばこの物件は元々洗面とトイレが一体空間だったのですが、プラン想定時点で、トイレは独立させて場所を変更したいなと考えていました。
ただ、水まわり設備の位置の変更は、配管の勾配や床高の関係で制限がかかってしまう場合もあるので、そういった時に他のお部屋のリノベーション事例を確認しておくことで、現地調査に行く前と行った後のプランニングの相違が少なくなると思っています。
現に、この物件も他のお部屋で水まわりの位置を大幅に変更できていたことを念頭に入れて現地調査・判断ができたので、実際に当初の想定通りのプランで進めることができましたね。
ー確かに、事前にある程度の把握ができていたらプランニングもしやすいですね。キッチンも壁付けから対面式になっていますが、これも想定通りだったんですか?
プランナー
そうですね。
ただ、対面キッチンに関しては、ちょっと無理をしてでも変更したいなと思っていましたね。
ーそこまでこだわった理由はなんだったのですか?
プランナー
このお部屋、9階建の最上階に位置していて、とにかく眺望が素晴らしかったんです。
まさに、都心を一望!といった感じで。
そんな素敵な景色を、リビングダイニングからだけでなく、お料理をしているキッチンからも楽しんでいただきたいなと思って。
また、場所は新宿が徒歩圏内の抜群の立地だったのですが、家に帰った時は、大都心の喧騒から離れ、ゆっくり寛いでもらえるようなるべく開放感のある空間にしたいなと考えたんです。
そういった思いがあって、LDK空間にはこだわりましたね。
ーキッチンにヌックカウンターが付いていることで、ダイニングテーブルを置く必要がないのも、40㎡前後のコンパクトタイプのお部屋には大変便利ですね。その他、プランナーとして自身のお気に入りポイントはどこですか?
プランナー
大型収納のマルチクロークですね。
可動棚を取付けているため、持ち物によってスペースのアレンジが可能です。
また、扉はLDKと洋室をつなぐ2wayタイプにして、洋服や小物の他、お掃除用品などLDKで使用するものも簡単に取り出せるようにしました。
せっかく十分な収納スペースがあっても、無理に重ねたり、出し入れしにくくしてしまうと、結局使わなくなってしまうんですよね。
ー確かに、どんどん重ねていって下のものが取れない、奥にしまっていざ使うときに取り出すのが面倒って思うこと、多々あります(笑)可動棚が付いているのも嬉しいですが、2wayも魅力的です。出入りのちょっとしたことですが、時短につながりますね
プランナー
僕自身、自分でも住みたいと思うようなプランニングができたと満足しています。
都心ライフ楽しみながらも、お休みの日はゆったり過ごせるような住まいになれていたら嬉しいですね。