ARISEプランナー:大野と、リノステージの仲介:永嶋に話を聞きました。
ー今回は新宿の物件ですが、どのような印象をお持ちですか?
大野
新宿は東京を代表する街の一つですよね。「副都心」「ビジネスと娯楽の街」という印象が強いですが、実は2019年の住みたい街ランキングでは5位を獲得するほど、暮らす街としても人気が高いんです。都心ライフを楽しめる一方で、新宿御苑など緑が多いのも魅力なのかもしれませんね。
今回の物件は新宿御苑から徒歩5分と、かなりの好立地です。さらに広さが70㎡以上。新宿エリアの駅近物件でこの広さはなかなかないんですよ。
永嶋
私はARISEアドバイザーとしてARISE物件の仲介を担当しているのですが、新宿エリアは、物件情報を公開するとすぐに内見希望が入るほど人気が高いです。近頃は外国の方からのお問い合わせや内見依頼のご連絡も多いんですよ。
徒歩5分のところにある新宿御苑は、休日はもちろん平日も多くの人の憩いの場として親しまれています。
ーどのような方が住むことを想定しましたか?
大野
広さだけでみると通常なら3LDKなどで、ファミリー向けにプランニングすることが多いんです。元々も3DKのような間取りでした。ただこの物件は立地が新宿ですし、販売価格がかなり高額だったんです。そうなると、住まわれる方は、所得がある程度見込める落ち着いた世代のご夫婦がメインターゲットになるのかなと。なので2LDKにして、リビングを広くとる計画にしました。
ー実際にご案内されたのはどのような方々でしたか?
永嶋
まさに、40~50代くらいの、ご夫婦で住む予定の方を何組か。やはり「新宿でこの広さはあまりないのでぜひ見たい」という声をいただきました。それと、外国の方も多かったですね。新宿や大久保近辺は特に中国の方に人気があるんですよ。
ー想定とぴったりでしたね。では、どのようなプランニングを?
大野
実はこの物件、オートロックがないんです。多くの人が行き交う都心にお住まいいただくうえで、その点はネックだと感じました。さらに、築30年ほど経っているので外観も経年劣化していて、正直言ってキレイとは言いがたい状態に感じてしまったんです。
それならば、物件自体のネックを覆すくらいの付加価値を付けなくてはいけない。お部屋に価値を感じていただけるような魅力的な住まいにつくり替えようと、全力をあげて取り組みました。
ー具体的には?
大野
テーマは「瞬間のインパクト!」です。お部屋に入った瞬間に「おおっ!」と思っていただけるようなインパクトを狙いました。
まずは、キッチンと洋室の間にあった壁を取り除いて2部屋を1つに合体。さらに幅もできるだけ広げて、19.5帖の開放的なリビングをつくりました。バルコニーに面していなかったため暗かったリビングにも、外からの光が入るようになり、同時に明るさも確保することができましたね。そして、開放感をより活かすために、視界を遮る壁も仕切りもないアイランドキッチンを採用。
これで、リビングの扉を開けた瞬間に視界に広がる、開放感のある広々としたリビングにインパクトを感じ、お客様の印象に残ってもらえるのではないかと思いました。
扉を開けると約20帖あるリビングを見渡せる設計。アイランドキッチンだからこそ得ることができた開放感。
アイランドキッチンは見た目の良さはもちろん、キッチン周りをくるくる回遊できるので、お料理がすぐに出せたり、お片づけもしやすいといった機能面のメリットもあります。また、キッチンの隣にダイニングテーブルをくっつけたりと、レイアウトの自由度も高いので近年とても人気がありますね。
それから、もともとあった細長い窓には、あえてウッドブラインドをつけました。窓の下にはカップボードを設置して物を置けるようにしたので、カーテンでは出っ張ってしまうし、開け閉めがしづらいと思ったので。デザインのワンポイントにもなりますしね。
ーとても素敵なLDKですね。
大野
その他でこだわった部分と言えば、収納を充実させたことです。ちょっとつくりすぎたかなってくらい(笑)これはイメージなんですが、この立地にお住まいを探している方は、洋服や靴なども多くお持ちなのかなって。芸能人のお宅訪問を参考に想像しました(笑)
各お部屋に大型の収納を用意したのですが、今回は玄関にもクローゼットを設けました。コートなどは、お部屋に持ち込むよりも、玄関に掛けたいという声があって他の物件で設置したことがあったのですが、とても評判が良かったので。
ー内見した時のお客様の反応はいかがでしたか?
永嶋
皆さんリビングの広さに感動されてましたね。開放感があって気持ちが良いと大変好評でした。アイランドキッチンだからこそできた空間の演出だと思います。
ーご購入された方はどのような方でしたか?
永嶋
最終的には中国の方が購入されましたね。薬膳の教室を開きたいとのことで、事務所利用ができて立地の良いところをお探しで、この物件の条件に一致したんです。さらに、ネックだったオートロックについても、生徒さんがいらっしゃる際にも出入りがしやすいということでプラスに働きました。
ARISEアーバンスタイルの内装をとても気に入ってくださっていて、教室にするために承っているオプション工事も、デザインを合わせたいとのご要望をいただいています。
オプション工事について打ち合わせをする、ARISEプランナーの大野と、ARISEアドバイザーの永嶋。
ー最後に、プランニングを振り返ってみていかがですか?
大野
いつもそうですが、今回も住まわれる方のライフスタイルを細かく想像してプランを立てました。ご夫婦お二人でお住まいになり、陽当たりの良い広々リビングでゆったりと過ごす。時々開くホームパーティでは、アイランドキッチンでお話をしながらおもてなしをしたり。お洋服や靴などたくさんお持ちだろうから収納を充実させる、など。
永嶋さんのお話を聞き、内見された方々が自分の想像したターゲット像に近くて、とても安心しました。
これからも想像力を働かせてプランニングに取り組んでいきたいと思っています。