マンションのリノベーションプランニングを熟知したアライズのプランナーたち。 常に暮らしの先を見据えた新しい挑戦を続ける3人に、 今後の「アライズの暮らしやすさ」についてインタビューしました。
柔軟に、時に大胆に
暮らす人と向き合って
ープランナーにとっての「プランナーズスタンダード」とは?
薄葉
プランナーズスタンダードは『アライズが考える暮らしやすさ、快適性』という抽象的なものをわかりやすく伝えるために生まれました。これを見てもらえれば、アライズが何を大事にしているか全部わかる、アライズづくりの基準になるものですね。
塚田
プランナーズスタンダードの中でもリビングと収納は特に大事にしている部分です。物件担当者から『この物件は3LDKにしてほしい』といった要望をもらうんですけど、自分が『こっちの方が暮らしやすい』と思ったら、リクエストと違う提案もしています。そこで暮らす人の生活を考えて『廊下やリビングに収納を増やす方が良い』と思えたらあえて部屋数を減らす大胆さも必要ですね。プランナーズスタンダードは基準として大事にしつつ、物件にあわせて、暮らす人にあわせて、柔軟に時に大胆にプランニングすることを意識しています。
“暮らす人を考える”
究極は気づかせないこと
ー“暮らす人を第一に考える”はアライズの重要なコンセプトですが、暮らす人とは具体的にどこまでイメージされていますか?
薄葉
エリアや広さから3人家族かな、1人暮らしかなという想定はしますが、性別を意識することはありません。男だから、女だからという時代ではないですし、そこまで限定してしまうとより良い発想も生まれない気がします。
大野
男女関係なく、人の動きとして無理がないか、違和感を覚えないか、無駄な動きが生まれない動線づくりは常に考えていますね。アライズで暮らし始めたお客様に『スイッチがもっとこっちにあれば良いのに』と思われないデザイン。自然な流れで動作が完結してしまうから、使いやすいかどうかも意識しない、気づかないのが究極の“暮らす人を考える”ということだと思います。
機能性と心地良さのハイブリッドで 暮らしの質をあげていく
ーこれからの暮らしやすさ”とはどんなものでしょうか? 今後への想いを教えてください。
塚田
マンションリノベーションは物件による制約が大きくて、どうしても従来の間取りや制限に引っ張られてしまうことがあります。でも、そういった目の前のものだけにとらわれず柔軟に考え続けること、そしてその物件でできる最善策を模索し続けることが未来の暮らしやすさにもつながっていると思います。
塚田プランナーが担当したARISE 2022年
大野
2025年から新築の省エネ性能基準が引き上げられて、等級4以上に適合していることが義務化されますよね。新築の話とはいえ、中古も無関係ではいられません。エネルギー問題にプランニングでどう貢献できるか、もっと考えていきたいです。
大野プランナーが担当したARISE 2022年
薄葉
今あるプランナーズスタンダードの基準が叶うのは当たり前で、そこから暮らしの質をどう上げていくかという時代になったと思います。高断熱で省エネ性能を高めたり、空気の質にこだわったり。住まいの機能性と居心地の良さが同時に、かつ高レベルで求められるようになると感じています。それだけでなく、IoTがさらに進めばスイッチやコンセントがなくなるかもしれないし、技術が進歩して材料を入れるだけで料理が完成したら今のようなキッチンは不要になるかもしれない。今までの概念が通用しない世界になっても、暮らす人の希望に応え続けられるよう情報を常にアップデートしていきたいですね。
※所属部署名・役職等はインタビュー当時のものです。