こだわりの空間づくりについて、プランナーにインタビューをしました。
ー今回は団地リノベーションということでしたが、物件を見ての第一印象はいかがでしたか?
プランナー
あまり土地勘のないエリアだったので、少しエリアのことを調べてから現地に向かいました。
駅周辺には『鳥の名前』にちなんだ大規模な団地が立ち並んでいます。
こちらの団地はその中でも駅から一番近く、大型ショッピングモール『BIRDS バーズ』や、大きな公園や緑も多く、非常に住みやすそうな環境だなというのが第一印象でした。
物件を見てまず感じたのは、すごく管理の行き届いた団地だと思いました。
ーそうなんですね。ショッピングモールの名前も『BIRDS=鳥の複数形』になっているのは何か良いですね(笑) 工事を行ううえで、大変だったことはありますか?
プランナー
お風呂とキッチンまわりですね。団地の規約でユニットバスを入れることができなかったことと、排水やダクト位置の関係でキッチンを大きく動かすことに制限があったことでした。
ですが、このマンションは施工経験豊富なグループ会社が以前に工事を行っていたこともあり、そういった問題も解体前に把握し、設計することで比較的スムーズに工事を行うことができたかなと思います。
ー団地ならではの難しい部分もあったと思いますが、プランニングするうえでこだわった部分はどこですか?
プランナー
いかに団地っぽく見せない間取りをつくるかを重視してプランニングしました。
ー具体的にはどういったところになりますか?
プランナー
もともとは、玄関からダイニングキッチンに廊下をまっすぐ入るつくりでしたが、部屋に入った時にすぐ横がキッチンで見栄えが良くありませんでした。
また、このままではキッチンのサイズや家電の置き場が制限されてしまいます。
これは昔の団地が部屋数重視で設計を行っていたためにこのような間取りになってしまっています。
そこで、廊下から直接ダイニングキッチンに入らず、リビングスペースを経由するよう廊下をL字型にすることで、狭い印象のキッチンスペースに直接入らないようにしました。
こうすることでキッチン側にも冷蔵庫や家電製品を置くスペースを確保できましたし、LDK全体で南側の明るいバルコニーに面するように設計できました。
ーなるほど。LDKへの動線を変更することで、いろいろな問題が解決されましたね!また、購入層はファミリーと予想していますが、生活しやすい導線と各所に設けられた豊富な収納力でスッキリと暮らすことができそうですね。
プランナー
団地の需要は、同じ団地からの住み替えや、団地に住んでる方のお子さんが戻ってくる場合などが多いと思います。
リノベーションで生まれ変わったお部屋を気に入ってもらえると嬉しいですね。