将来のお金が不安!教育費と老後資金、どれくらい必要??
「将来どういう生活をしたいか」「そのためのお金はどうするか」
といった自分や家族の具体的なライフプランを立てている人の割合は、37%だそうです。
55.7%が「プランなし」と回答しています。
(令和元年:生命保険文化センターによる調査)
今後、社会保障や教育費はさらに高くなり、年金は少なくなるのではないかと言われています。
早めにライフプランをしっかり立てて、経済的に安定した将来を迎えたいものですね。
教育費はどれくらいかかる?
教育費一覧(年間)
文部科学省の調査によると、子供一人にかかるおおよその年間支出額は以下のようになっています。
(※いずれも自宅から通学とする)
【含まれるもの】
・学費(授業料・教材・修学旅行・定期代)
・給食費
・学校外活動費(塾や習い事)
【大学:含まれるもの】
・受験費用(受験費用・入学金・入学しなかった大学への納付金)※1年目のみ
・在学費用(授業料・定期代・教材費・実験設備費)
特に高校や大学は私立を選ぶ場合も多く、その分出費も多くなります。
ほとんどの子供が大学進学する現代において、重くのしかかる教育費に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。
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そこで次は、少しでも負担を軽減するための「教育費の無償化制度」について解説します!
無償化制度の解説
01│幼児教育・保育利用料の無償化(全世帯)
3歳~5歳児の利用料が無償化になります。所得制限はありません。
(送迎・食材・行事費などは、これまで通り保護者負担)
▶ 内閣府/幼児教育・保育の無償化概要
02│高校の授業料実質無償化(年収制限有)
高等学校等就学支援金の支給により、公立高校は年額11万8,800円まで、
私立高校は最大で年額39万6,000円までの授業料が実質無償となります。
ただし、年収制限がありますので、以下の表を参考にしてください。
※この支援金は直接学校に支給されます。
▼【共働きの場合】対象になる世帯年収の目安
▶ 文部科学省/年収目安
▶ 文部科学省/「私立高等学校授業料の実質無償化」リーフレット
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続いては、子育てが落ち着いてきたころ不安になってくる「老後」。
楽しい老後は送れそうか、支出と年金額を把握して、備えていきましょう。
老後ってどれくらいお金がかかるの?
老後の生活費
総務省の調査によると、高齢夫婦無職世帯の生活費は、1カ月あたり約26.8万円です。
(持ち家の場合)
老後のイベント費用
イベント費用は、個人によってかなり幅がある項目ですが、参考として以下のようなものがあります。
年金はどれくらいもらえるの?
年金受給額の平均(月額)
出典:厚労省「平成29年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」
年金受給額をシミュレーション
前述した年金受給額はあくまで平均となっています。
ご自身の年金定期便の内容や、年収の入力などで、将来の受給額をシミュレーションすることもできます。
▶ 三井住友銀行/年金シミュレーション
ここ20年間で年金受給額の月平均は約3万~4万円減少しました。
自分の受給額はさらに少なくなると予想して、今から備えておく必要がありますね。
< スタッフ後記 >
正直、こんなにお金が必要なの?と少し不安になってしまいました。
しかし、いま私たちにできることは、将来の収入と支出を数字でイメージし、しっかりとプランを立てて行動に落とし込むことだと思います。
将来のライフプラン作りの参考に、ライフプランシミュレーションを行ってみてもいいかもしれませんね。(家族構成や年収、ペットなど色々と質問に答えるだけで計算してくれるので結構楽しいです。)
▶ りそな銀行/ライフプランシミュレーション
明るい未来を迎えるためにも、今からコツコツと頑張っていきたいと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
*2021年8月7日時点の情報です。