早いもので11月も半ばを迎え、今年も残すところ1か月余りとなりました。
最近は日中と夜の寒暖差が激しく、皆様の周りでも季節性の風邪が流行っていませんか?
体調管理には十分気を付けたいところですが、1年の疲れが徐々に溜まってきている方も多いのではないでしょうか…?
身体的な疲れだけでなく、忙しい日々の中で心もお疲れの方が多いことと思います。
そんな11月ですが、最近目に留まった「休息力」をテーマにお話ししたいと思います。
休息力とは?
皆様「休息力」という言葉をご存じでしょうか?
休息力とは、心と体を効果的に、意識的に休める能力のことを指します。
日々忙しく働く方の多くのが「休む」ことについて深く考えずに、なんとなく行っているのではないでしょうか?仕事から帰宅後、ぼーっとテレビを見たり、携帯を見ながらいつの間にか眠ってしまっているなんて経験はありませんか?
ただ体を休めて体力を回復させたり、眠りにつくだけでは、本来必要な正しい休息は取れていないことがあります。また我々日本人は特に、休息を単なる暇つぶしや怠けだと捉えてしまう傾向にあるようです。
ですが、実際には休息は生産性や創造性を高めるために欠かせない重要な要素です。
正しく休息を取ることで心身がリフレッシュされ、結果としてより良いパフォーマンスを発揮できるのです。
休息の重要性
私たちの脳は情報を処理したり、感情を管理する役割を担っていますが、長時間働き続けることで脳が疲れ、集中力が続かなくなり、判断力も低下します。
時にはストレスや不安感を引き起こし、心の不調の原因になることもあります。
適切な休息により、心身を充電し再活性化させ、こうした負の連鎖を断ち切り、心身の健康を保つことができます。健康な心身を保つためには、休息は栄養や運動と同じくらい重要な柱です。
充実した生活を送るためには休息力を意識して高めることが重要です。
休息力を高める方法
環境を整える
休息を取るためには、まず環境を整えることが大切です。
静かで快適な、最も落ち着く場所を見つけ、リラックスできる空間を作りましょう。
またお気に入りのアロマオイルやキャンドルを用意し、心地よい香りに包まれると、さらにリラックスできます。
- オレンジやレモンなどの柑橘系、ミント、ユーカリやハーブなどのすっきりとした香りは、交感神経を活性化させると言われています。
- ラベンダーやローズなどのフローラル系、ヒノキなどのウッディな香りは、副交感神経を活性化させると言われています。
- ベルガモットは不安を解消する効果があると言われています。
マインドフルネスを実践する
マインドフルネスや瞑想は、心を落ち着け、ストレスを軽減するのに効果的です。
リラックスした状態で、鼻から息を吸い、倍の時間をかけて口からゆっくりと息を吐き出すことを3~4回繰り返してみてください。
意識を自分の呼吸に向けることで、現在の瞬間に集中し、一時的に余計な思考から解放されることができます。
日々の生活に取り入れ、毎日数分間でも続けることでストレス緩和や集中力向上など様々な効果が得られます。
短い休憩を取る
一日の中で短い休憩を細かく取ることも重要です。
仕事や勉強の合間に数分間のストレッチやウォーキングを行うことで、体をほぐし、血行を促進できます。
これにより、筋肉の緊張が和らぎリフレッシュされ、集中力が回復し、結果的に作業効率が向上します。
趣味の時間を作る
趣味に没頭することも休息力を高める方法の一つです。
普段使わない感覚を使って刺激を受けることにより、気分転換になったり、軽い運動は疲労回復物質の反応性が高まるため、結果として疲労が軽減すると言われています。
好きなことをすることで、日常のストレスから解放され、心の豊さを感じることができます。
例えば、読書や映画鑑賞、美術鑑賞、音楽を聴く、散歩、自然に触れ合う、温泉に入るなど、自分が楽しめるアクティビティを見つけてみてください。
質の良い睡眠を確保する
睡眠は休息の基本です。質の良い睡眠を確保するためには、規則正しい生活リズムを守り、就寝前のブルーライトを避けることが大切です。
また、リラックスできるルーティンを作ることで、よりスムーズに眠りに入れるようになります。
休息の効果
休息力を高めることは、心身の健康状態を保つために重要です。
心身がリフレッシュされた状態で物事に取り組むことで、より柔軟な思考が生まれ、問題解決能力が向上します。
また、周囲とのコミュニケーションも円滑になり、人間関係がより豊かになることでしょう。
終わりに
何かと忙しい現代社会において、休息力を意識することは、心身のバランスを保つために欠かせません。
日々の生活の中で自分自身を労わり、休息に専念する時間を作って正しく休むことを意識してみてはいかがでしょうか?
それでは、皆さんも素敵な自分流の休息時間を作り、心身の健康を大切にしてください。
次回もお楽しみに!
【スタッフ後記】
私自身、疲れている時ほどぼーっとしてしまうことが多いのですが、 ぼんやりと日々を過ごしていると、あっという間に年越しを迎えてしまうかもしれません…。
1年を振り返ったときに、「あぁ、良い1年だったな」と思えるように、なんとなく過ごすのではなく、休息力を養い、オンとオフの切替を上手にしていきたいと思っています。
日々の暮らしにメリハリを持たせることで、残りの2024年をさらに有意義に過ごせるのではないでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございます!