電気代値上げの原因と、暖房を安く使うコツ
1年ほど前から電気代の値上げが止まりません。
政府もこの異常な価格高騰に対し、
来年1月から家庭向け電気料金の負担軽減措置を実施すると発表しました。
電気代が最も高くなる「冬」の、暖房費を抑えるコツについてお話します。
【電気代】値上げの原因
主な原因の一つは、輸入価格高騰により2021年9月頃から「燃料費調整額」が徐々に上がっていること。
上の式の「燃料費調整額」が高騰しているんですね。
たとえば3人家族の平均370kWhの電気を使用した場合、去年と今年の燃料費調整額はどうなるでしょう?
使用量がまったく同じでも、
燃料費調整額だけで2,652円も値上がりしています!
いちばん安い暖房は?
コスパの観点で見ると、
最もおすすめなのは 「エアコン+サーキュレーター」 です。
※1kWhあたりの電力量料金を27円とし、おおよその値を計算しています。
色々な暖房がありますが、一番電気代が安いのが「エアコン」
でもエアコンって足元が寒かったり、あまり暖かくないイメージがありませんか?
暖かい空気は天井付近にたまるので、どうしても足元が冷える。
すると設定温度を高くしたり、足元にヒーターを使う必要があり、さらに電気代が高くなってしまいます。
エアコンにサーキュレーターをプラスすると、暖かい空気が足元まで届き、部屋全体をしっかり暖めることができますよ。
▼ サーキュレーターと扇風機の違い
扇風機は広範囲に広がる風が特徴で、人に直接風を当て涼しくするものです。
一方でサーキュレーターは遠くまで届くまっすぐで強い風が特徴。空気を循環させるために使います。
見た目は似ていますが、実は大きく異なるのです。
サーキュレーターの置き方
エアコンの空気をしっかり循環させるためにはサーキュレーターの置き方が重要です。
暖房の場合
部屋の真ん中に置き、真上の天井に向かって風を送りましょう。
冷房の場合
エアコンの向かい側に置き、エアコンの送風口に向かって風を送りましょう。
今回は効果的な置き方の中から一つずつご紹介しました。
置き方次第で隣の部屋まで暖めることもできたり、年中使えるサーキュレーター。
気になる方はぜひ使ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
- 去年と同じ使用量でも電気代の相場は2,000円以上値上がりしている
- 値上げの原因はロシアの輸出入制限や円安で、燃料の輸入価格が高騰していること
- 一番電気代が安くオススメなのはエアコン+サーキュレーター
- サーキュレーターは置き方が大事
< スタッフ後記 >
今まで、サーキュレーターはコンパクトな扇風機だと思っていました。
しかも冬は押し入れにがっつり収納。
「冬も使えるよ!」「置き方がポイントだよ!」と過去の私に教えてあげたいです。
今年は少しでもコスパ重視で「エアコン+サーキュレーター」を試してみようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
*2022年11月15日時点の情報です。