疲れきった体と心が生き返る入浴法とは
お風呂って体に良いし、とっても気持ちが良い。
その反面、実はよくない入浴法があることをご存じですか?
疲れがふわっと軽くなり、幸せな睡眠に導く「正しい入浴法」をご紹介します。
疲労がとれる入浴5ルール
さっそくですが、今日からすぐに実践できる
正しい入浴法について覚えておきましょう。
【 正しい入浴法 】
- お湯の温度は40℃
- つかる時間は10分
- 肩まで全身つかる
- 寝る1~2時間前に入る
- 入浴前後にコップ1杯の水分補給
※例外として、心臓や肺の悪い方は医師の判断に従ってください。半身浴にするなど負担をかけないことをおすすめします。
「半身浴」が流行したこともあり、1時間スマホを見ながら入ります!なんて方もいるのではないでしょうか?
実は、入浴による様々な健康効果を得るためには、全身浴でかつ長すぎない入浴が良かったんです!
『40℃で10分全身浴』と覚えましょう。
やりがち!危険な入浴法とは
正しい入浴法がある反面、実は注意したい入浴法があります。
① 42℃以上のお湯はダメ
- 血圧が急上昇、心筋梗塞や脳卒中を起こす危険性あり
- 神経が高ぶり眠れなくなる
② 長風呂はダメ
- 浴室熱中症にかかる危険性あり
- 隠れ脱水&血液がどろどろになり脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まる
③ 夕食後すぐのお風呂はダメ
- 入浴で胃腸の働きが悪くなり消化不良になる
- 食後は1時間空けて入浴するのがおすすめ
長風呂ですが、定義はないものの20分以上くらいをさすことが多いようですね。
40℃程度のお湯であっても、長風呂によって浴室熱中症になるケースもあります。
実は、風呂場での死亡者数は年間交通事故死のおよそ6倍。
特に冬場は報告数が多く、若い方も決して例外ではありません。
正しい入浴の嬉しい効果
最後に、正しい入浴によって得られる嬉しい効果についてご紹介しましょう。
① 肩こり、腰痛、疲れがスッキリ
肩までしっかりとつかることで全身の血流がアップし、関節の緊張もゆるゆるに。すると、代謝もUPして老廃物や疲労物質が体外に排出され、つらい肩こりや疲れも緩和されていきます。
② よく眠れる
夜、なかなか寝付けない人は布団に入る1~2時間前に入浴しましょう。
人は、深部体温が下がるタイミングが一番眠りにつきやすいと言われています。
寝る1~2時間前に入浴すると、ちょうど良いタイミングで深部体温が下がる為、よく眠れるというわけですね。
③ かぜが早く回復
熱がない軽いかぜであれば、入浴することで免疫力が上がり早く回復します。かぜ症状の緩和にも効果的です。
※具合が悪いのに長風呂をしたり、高熱がある時の入浴はおすすめしません。十分に注意しましょう。
④ むくみ解消
デスクワークで足がむくんでしまう…なんて時も、ぜひ湯船につかりましょう。水圧によるマッサージ効果でむくみを解消します。半身浴だと意味がないので、しっかり肩までつかってください。
体に良い効果がいっぱいですね。
プラスαとして、入浴中は電気を消し、アロマを少し垂らすと、リラックス効果は抜群です。
お風呂の中ではスマホをいじらす、目を閉じてゆっくり深呼吸し心の疲れも取っていきましょう。
仕事や家事で頑張った一日、10分のお風呂で「ほっと」リセットできるといいですね。
< 参考 >
早坂信哉. 最高の入浴法
早坂信哉. たった1℃が体を変える ほんとうに健康になる入浴法
< スタッフ後記 >
慢性的な肩こり、最近は腰痛に悩んでいます。
お風呂はめんどくさくてすぐに出てしまうタイプですが、10分で良いのであれば健康のために頑張ってみようかなと思いました。
熱いお湯が好きな方、長風呂しがちな方も多いと思うので、注意していきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
*2023年1月12日時点の情報です。