今すぐ確認すべき場所はここだ!
マンションにお住まいの方、防犯面に不安はありませんか?
特に築古物件は防犯カメラも少なかったり、危険度が増す傾向に。
でも大丈夫です。
マンションは戸建てと比べ、侵入経路や犯行手口も限定的。
ポイントを押さえたマンション向けの防犯対策について詳しく解説します。
狙われやすいマンションがある
犯罪者に「ここは入りやすそうだ」と思われやすいマンションには特徴があります。
防犯カメラが少ない
実は、オートロックの有無はさほど関係ないんです。
その反面、防犯カメラが少ないマンションは狙われやすい為、カメラがしっかりついているか確認してみましょう。
共有スペースが汚い
- ゴミ置き場が汚れている
- ポスト周辺にチラシが落ちている
など共有スペースが汚い場合は管理人の管理が行き届いていない証拠。
管理人が見ていない=不審者が入っても気づかないので狙われやすいと言えるでしょう。
低層階の部屋
ご存じの通り、低層階の部屋は窓から簡単に侵入できてしまいます。
特に1階は要注意。
大通りや交差点に面している
一見安全そうですが、車やバイクで簡単に逃げられるため犯罪者にとって都合が良い場所。
大通りに面していて、裏側は薄暗く見通しが悪いマンションは特に危ないでしょう。
人通りの少ない場所にある
目立たず犯行に及べるため、犯罪者にとって都合が良いといえますね。
「私のマンション、結構当てはまってる」とドキッとした方、しっかり対策すれば被害を防ぐことができますので安心してください。
冒頭でもお伝えした通り、マンションは戸建てと比べ侵入経路や犯行手口も限定的になります。
しっかりマンション向けの対策を行っていきましょう!
鍵のかけ忘れと合鍵が7割⁉
まず対策するには、マンションにおいて「狙われやすい場所」を知ることが大事です。
下記のデータをご覧ください。
出典:警察庁「令和3年の刑法犯に関する統計資料」
マンション空き巣の9割が『玄関・窓』からの侵入です。
手口としては
- 施錠開け→合鍵で侵入
- 無締り→鍵のかけ忘れ時に侵入
が大半を占めています。
「ちょっとゴミ出しに行くだけ」といった一瞬のスキに侵入されるケースも多く、鉢合わせになると命の危険にもつながります。
特に女性のひとり暮らしや、お子様がいる家庭は怖いですよね。
知らない間に合鍵を作られている
一戸建てとの違いとして、マンションは『施錠開け(39%)』が多く発生しています。
施錠開けというとピッキングを想像する方が多いと思いますが、なんと9割が合鍵作成なんです。
誰もが合鍵を作られていたことには全く気付きません。
次の章で、どうやって対策していくか見ていきましょう。
マンションの防犯対策
【重要】短時間でも必ず鍵を閉める
外出する際はもちろん、家にいるときも、短時間でも必ず鍵を閉めましょう。
玄関だけでなく、窓やベランダの鍵も同じです。
暖かいシーズンは網戸にすることも多いと思いますが、短時間の気のゆるみが命取りとなります。
【重要】合鍵を作らせない
空き巣全体の約4割が合鍵による被害です。
しかも驚きなのが、知人による犯行が多いという点。
むやみに鍵を人に貸すのは絶対にやめましょう。
また、植木鉢の下やポストの中に鍵を入れておくのもNG!
相手は侵入のプロ。知らぬ間に抜き取って合鍵を作られています。
人感センサーライトを設置
外部からの侵入者を防ぐために、人感センサーライトの設置も効果的です。
夜間ベランダや玄関の人影を感知してライトがつくことで、侵入者を威嚇することができます。
窓に防犯フィルムを貼る
フィルムがあるとガラスが割れにくくなり、犯行の時間稼ぎになります。
犯人は長時間同じ場所にとどまることを嫌いますので、諦めて去っていく効果も期待できます。
窓に補助鍵をつける
玄関や窓に補助鍵をつけ、防犯効果を高めましょう。
工事不要で簡単に取り付けられるものが売っています。
「簡単に取れるから意味ない」と思う方もいるかもしれませんが、犯人が補助鍵に気づくと「めんどくさそうな家だな」と候補から外す効果があります。
不在時も夜間に電気を付ける
家に人がいないと思われると、狙われる可能性が高くなります。
家にいない時間も室内の電気をつけておくことで、不在だと気づかれないようにしましょう。
外出先からスマホで電気をつけられるシーリングライトが売っています。旅行中も遠隔で操作でき安心です。
全てを行うことは難しいかもしれませんが
少なくともこれだけは徹底して行いましょう。
その他の対策は、できることから徐々に強化していくことをおすすめします。
最後に、犯人が狙っている家に残すマーキングについて知っておきましょう。
狙われているサインを見抜け
犯罪者は犯行前に必ず下見をします。
例えば、
- マンションの周辺をうろつく
- 窓やベランダなどの出入り口を観察する
といった感じです。
下見の際は痕跡を残すことが多く、これらを知っておくだけで、犯罪を未然に防ぐことができるかもしれません。
【痕跡①】マーキング
マーキングとは侵入する部屋についての情報を残すために、犯罪者が表札や郵便受けに記号やマーク、シールをつけることです。
例えば、家族構成や留守時間を表すマーキングがよくあります。
今日家に帰ったら、よく分からないマークがないか早速確認してみてください。
もし見つけた場合は警察に相談し、消しておきましょう。
【痕跡②】無言電話やセールス
犯人は、私たちの休日や不在時間をなぜ知っているのでしょうか。
実は、結構大胆な方法で確認しています。
まず多いのが、直接インターホンを鳴らすこと。
もし在宅でも、セールスを装えば問題ないので都合よく確認できます。
顔を記録されるのを嫌がるので、録画機能付きのインターホンは効果的です。
固定電話に無言電話をかけ、留守を確認する方法もあります。
いつも同じ時間や曜日に無言電話がかかってきませんか?
留守電になれば不在が分かりますし、もし繋がればすぐに電話は切られます。
留守番電話は「留守にしています」ではなく「ただいま手が離せません」という内容に変えるのも効果的でしょう。
今回はマンションに特化した防犯対策について、詳しくご紹介しました。
もし何もしていない方は、自分自身や家族を守るため、必ず対策を行うことをおすすめします。
< スタッフ後記 >
私もマンション住まいなので、早速家に帰ってマーキングがないかチェックしました。
短時間の外出の際は窓を網戸のままにすることも多かったので意識が甘かったなと反省しています。
恐ろしい被害に遭わないよう、できることから注意していこうと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
*2023年5月18日時点の情報です。