【花粉症の改善】効果的な食べ物はこれだ!
鼻がムズムズ、目がかゆい・・・
2月に入り、花粉症に悩む方も増えてきたのではないでしょうか?
東京都の調査によると、都内のスギ花粉有病率は48.8%と言われています。
ちなみに昭和62年の調査ではたったの10%。ここ20年で大幅に上昇しました。
土と比べてアスファルトの道路は花粉が舞い上がりやすく、さらに花粉と排気ガスがくっつくことでアレルギー症状をより悪化させると言われています。
今回は、花粉症を食事によって緩和していく方法をご紹介します。
ぜひ今年から取り入れてみませんか?
【2024年】花粉予想
まず、2024年関東の花粉状況から確認しておきましょう。
- スギ花粉のピークは2月下旬から3月下旬
- ヒノキ花粉のピークは3月下旬から4月中旬
飛散量は例年並みという予想が発表されています。
では次の章より、花粉症を緩和する食べ物、逆に悪化させるものについて一気に紹介していきましょう。
花粉症を緩和する食べ物
花粉症などのアレルギーの発症には、体の免疫機能が深く関わっています。
ここでキーになるのが「腸」。
腸は免疫機能の中心を担っており、腸内環境を整えることは花粉症予防や症状の緩和に繋がります。
※ポイント
食事による効果をさらに高めるためには、花粉症が始まる3か月前頃から効果的な食品を取り入れていくのがベスト!
乳酸菌を多く含む食品
乳酸菌は腸内環境を整え、免疫機能を向上させる働きがありおすすめです。
ヨーグルトは「はちみつ・きな粉・バナナ」など、乳酸菌のエサとなるオリゴ糖と一緒に食べるとさらに効果的です。
<おすすめ>
食物繊維が豊富な食品
食物繊維は便通を良くし、免疫力をサポートします。
レンコンに含まれるタンニンにはアレルギーを抑制する効果もあり、積極的にとることで花粉症に対する耐性を高めることができるでしょう。
<おすすめ>
ビタミンDが豊富な食品
ビタミンDは免疫機能を向上させ、抗アレルギー作用が期待されます。
不足すると花粉症などの異常な免疫反応を引き起こす恐れがあり、注意が必要です。
例えば青魚の脂には、アレルギーを引き起こす「ヒスタミン」の働きを抑える効果があります。サバ缶などで手軽に取り入れていくのが良いでしょう。
<おすすめ>
- 魚類(サンマ・イワシ・鮭・ブリなど)
- しらす
- しいたけ
チョコレートやココア
意外かもしれませんが、チョコレートやココアには抗炎症作用があるカカオポリフェノールが豊富に含まれており、花粉症に効果的だと言われています。
ただし甘いものの食べ過ぎは逆効果ですので気を付けましょう。
梅干し
梅干しを毎日食べる人は、そうでない人と比べてアレルギー症状が少ないことが分かっていて、これは梅干しに含まれる「バリニン」がアレルギー抑制に作用するからだと言われています。
量は1日1個でOKです。習慣にしてみてはいかがでしょうか。
花粉症を緩和する飲み物
お茶類
お茶には抗酸化作用があるカテキンなどのポリフェノールが豊富に含まれています。
アレルギー症状を引き起こす「ヒスタミン」を抑える効果があり、花粉症の緩和におすすめです。
ぜひお好きなお茶を日々の水分補給に取り入れてみましょう。
<おすすめのお茶>
乳酸菌飲料
ヨーグルトやキムチと同様に、乳酸菌を多く含む飲料もおすすめです。
乳酸菌飲料によって腸内環境を整え、免疫機能を向上させることができます。
コーヒー
コーヒーに含まれるポリフェノールの一種「クロロゲン酸」。
これを含んだ水を継続的にアレルギーのマウスに与えた実験で、くしゃみと鼻掻きの回数が減ったという結果が得られました。
また、コーヒーと乳酸菌を一緒に取ると効果が高まると言われています。
花粉症が悪化する食べ物
花粉症を和らげる食べ物がある一方、症状を悪化させる可能性のある食べ物や飲み物もあります。
ここでは特に注意すべき2つをご紹介しましょう。
アルコール
特に注意したいのはアルコールです。
アルコールは毛細血管を広げる作用があるため、敏感になった鼻の粘膜を一層腫れ上がらせます。
また、アルコールの分解過程でアレルギー症状を引き起こす「ヒスタミン」の放出も促すため、鼻づまりや目の不快感といった症状はさらに悪化。
特に酔ったまま寝てしまうと翌朝の症状が悪化しますので、お酒はほどほどに控えましょう。
※薬を飲む人も注意!
花粉症の薬を毎日飲む人も、お酒には注意が必要です。
薬の種類によっては眠気などの副作用がひどく出る可能性があります。
最低でも服用前後3~4時間の間隔をあけるようにしましょう。
ジャンクフード
ジャンクフードやマーガリンは、トランス脂肪酸を多く含みます。
トランス脂肪酸を多く摂取すると花粉症などのアレルギー疾患になりやすいという研究があります。
菓子パンなどは控え、体に良いものを摂取しましょう。
<例えば…>
- マーガリン
- カップ麺
- ハンバーガー
- 甘い炭酸飲料
- スナック菓子
いかがでしたか?
食事による緩和法は薬と比べて即効性はないかもしれません。
しかし習慣的な体質改善は、花粉症を悪化させないためにも重要といえるでしょう。
花粉症改善にとってできることは他にもたくさんあり、生活で気を付けるべきポイントを最後にご紹介しします。
生活の中の心がけも大事
生活習慣を整える
寝る前にスマホをいじって遅くなってしまった…
そんな日々を過ごしている方も多いのでは?
不規則な生活習慣は免疫やホルモンのバランスを乱し、アレルギーを悪化させる原因になります。
生活習慣を改め、免疫システムのバランスを整えていきましょう。
基本的なことですが、
- 睡眠をしっかりとる
- ストレスを溜めない
- 適度な運動
を心がけることが大切です。
ちなみにタバコは鼻の粘膜を刺激し、鼻づまりを悪化させます。
喫煙習慣のある方は覚えておくと良いでしょう。
換気は朝10時までがおすすめ
花粉シーズンは、少しでも花粉を吸いこまないために外出を控えたり、家の窓も締めっぱなしになりがちではないでしょうか。
これではお部屋の空気も悪く、運動不足も心配ですね。
花粉の飛散は日中と夕方に多くなり、深夜~朝10時頃までは落ち着いています。
そのため、部屋の換気や散歩などの運動も朝に行うのがおすすめです。
換気の際は「網戸+レースカーテン」を活用し、花粉の流入を防ぎましょう。
まとめ
- 「乳酸菌」「食物繊維」「ビタミンD」を多く含む食材は花粉症に効果的
- ジャンクフードやアルコール、タバコは特に花粉症を悪化させる
- 換気や運動は、花粉の少ない朝10時までがおすすめ
と覚えておきましょう!
< スタッフ後記 >
以前、友人から「食事改善で花粉症が治った!」という実体験を聞きまして、今回この話題を取り上げさせていただきました。
その人の話だと、キムチや納豆、ヨーグルトなどの発酵食品をたくさん取り入れた食事を心がけていたら、いつの間にか花粉症の症状がほとんど消えてしまったのだとか。
私も長年花粉症に悩んでおり、ずっと付き合っていくものだと覚悟していましたが、まさか食事で治る人がいるなんて…⁉と希望が持てる話でした。
ご興味ある方、ぜひ一緒に実践してみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました!
*2024年2月8日時点の情報です。